2015年01月14日
幕の強風対策
キャンプで怖いのは雨(雪)ではありません。

雨はともかく朝起きて雪が積もってたらテンションMAXになりますね。
でも・・・雪は雪でも暴風雪になると話は変わります・・・

雨はともかく朝起きて雪が積もってたらテンションMAXになりますね。
でも・・・雪は雪でも暴風雪になると話は変わります・・・
今年の1日~2日はまさに暴風雪・・・
koutarouが滞在した大分県別府市も一時は警報が出てましたからねぇ・・・
志高湖の標高は約600m、特に湖畔沿いだけに風が吹くと厄介なんです。

テント泊で怖いのは風!写真だけ見ると遭難しているようにも見えます。
いくら雪が降っても風で飛ばされるので、強風だとテントに雪が積もらないことを知りました。
今思えばこの状態で無電源のファミキャン4連泊は少々無謀だったかもしれません・・・
要は張ったテントの長所と短所を理解したうえで適切な補強をすることが大事になります。
風に強いのは理論的にも山岳用に代表される高さが低いドームテントでしょう。
でも冬にファミキャンするのであれば、シェルター併用もしくは2ルームテントになると思います。
どちらにせよ背が高いということは風をモロに受けてしまいます。
ということで今回実施したロッジテントの風対策を紹介します。
※決して強風時のキャンプを推進しているわけではありません。
参考にされるのは構いませんが自己責任にて実施してください。
サイズはロッジシェルター、ミネルバクラス(460㎝×350㎝)になります。
張り綱は外から6本張れるけど幕体を引くため、強いテンションを掛けることができません。
ロッジ系テントの強みは骨が堅固なスチール製であること!骨を補強するのが基本と考えています

支える柱は6本。これを風の強さに合わせて補強していきます。

ほぼ無風であればリビングと寝室の間に2本張ります。木造建築において筋交いを入れる感覚です。
たった2本ですが驚くほど横からの風に対して幕が安定します。

ちょっと風が強いかな?と思った時、もしくは長時間サイトを離れるときは6本に増やします。
少々の風でもビクともしないのでロッジってすごいなぁと感心します。

それでも不安なときは赤丸の天頂部から垂直に張り綱を下ろします。
風による幕体の浮き上がりを防止するためです。
これでも不安なときは外からの張り綱を6本張ります。
しかし2枚目の写真のように暴風雪になってくるとココまでしても突風で幕が揺れます。

今回最終手段としてココまで張り綱を張りました。
外から6本、オレンジ色の部分が14本、赤丸の部分が3本=合計23本
どの方向からテントを押してもビシッ!としていて不安はありません。
色々なタイプのテントはあるけど、中外からこんなに補強できるテントはロッジ系だけだと思います。
あらかじめ足の長さに合わせて張り綱を準備しているので素早く補強できました。
アドバイス:ペグと張り綱だけは高品質なモノを多めに準備しておく。
ただし補強すればするほど撤収は大変になります。
分かりにくいので撤収時の写真を何枚か張ります。

正面方向(多少出入りがしにくくなりますが問題ありません)

センターからバック方向(この張り方だと寝室への出入りは比較的スムーズです)

サイド方向(今回初めてサイドの補強を入れましたが手間はかかるけど効果は抜群です)
ロッジに限らず自分のテントのどこを補強すればよいのか?
一度シミュレートしておくとイザというときに慌てずに済むと思います。
※くどいようですが荒天時は勇気ある撤収が最大の安全対策です。
本記事の内容を参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。
koutarouが滞在した大分県別府市も一時は警報が出てましたからねぇ・・・
志高湖の標高は約600m、特に湖畔沿いだけに風が吹くと厄介なんです。
テント泊で怖いのは風!写真だけ見ると遭難しているようにも見えます。
いくら雪が降っても風で飛ばされるので、強風だとテントに雪が積もらないことを知りました。
今思えばこの状態で無電源のファミキャン4連泊は少々無謀だったかもしれません・・・
要は張ったテントの長所と短所を理解したうえで適切な補強をすることが大事になります。
風に強いのは理論的にも山岳用に代表される高さが低いドームテントでしょう。
でも冬にファミキャンするのであれば、シェルター併用もしくは2ルームテントになると思います。
どちらにせよ背が高いということは風をモロに受けてしまいます。
ということで今回実施したロッジテントの風対策を紹介します。
※決して強風時のキャンプを推進しているわけではありません。
参考にされるのは構いませんが自己責任にて実施してください。
サイズはロッジシェルター、ミネルバクラス(460㎝×350㎝)になります。
張り綱は外から6本張れるけど幕体を引くため、強いテンションを掛けることができません。
ロッジ系テントの強みは骨が堅固なスチール製であること!骨を補強するのが基本と考えています

支える柱は6本。これを風の強さに合わせて補強していきます。

ほぼ無風であればリビングと寝室の間に2本張ります。木造建築において筋交いを入れる感覚です。
たった2本ですが驚くほど横からの風に対して幕が安定します。

ちょっと風が強いかな?と思った時、もしくは長時間サイトを離れるときは6本に増やします。
少々の風でもビクともしないのでロッジってすごいなぁと感心します。

それでも不安なときは赤丸の天頂部から垂直に張り綱を下ろします。
風による幕体の浮き上がりを防止するためです。
これでも不安なときは外からの張り綱を6本張ります。
しかし2枚目の写真のように暴風雪になってくるとココまでしても突風で幕が揺れます。

今回最終手段としてココまで張り綱を張りました。
外から6本、オレンジ色の部分が14本、赤丸の部分が3本=合計23本
どの方向からテントを押してもビシッ!としていて不安はありません。
色々なタイプのテントはあるけど、中外からこんなに補強できるテントはロッジ系だけだと思います。
あらかじめ足の長さに合わせて張り綱を準備しているので素早く補強できました。
アドバイス:ペグと張り綱だけは高品質なモノを多めに準備しておく。
ただし補強すればするほど撤収は大変になります。
分かりにくいので撤収時の写真を何枚か張ります。
正面方向(多少出入りがしにくくなりますが問題ありません)
センターからバック方向(この張り方だと寝室への出入りは比較的スムーズです)
サイド方向(今回初めてサイドの補強を入れましたが手間はかかるけど効果は抜群です)
ロッジに限らず自分のテントのどこを補強すればよいのか?
一度シミュレートしておくとイザというときに慌てずに済むと思います。
※くどいようですが荒天時は勇気ある撤収が最大の安全対策です。
本記事の内容を参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。
Posted by koutarou at 19:41│Comments(3)
│ロッジテントの小技
この記事へのコメント
完璧な補強ですね!
ぱぱこが気になるのは
設営撤収時の強風です
今回片添でも設営時に強風か吹き
骨に被せるのに苦労しました
一番低く足をした状態で幕を被せ
サイドの張り綱を六本ペグして
風下側から足を一段ずつ上げては
張り綱を調整し・・・とやりました
全て立ち上げてからは内部のペグと
スカートのペグを全て打ちました
結局クロスアンカーはしませんでしたが
外の張り綱だけの時に何度も浮きました
あれ怖いわ・・・汗
撤収時はそこまで強風でなかったから
助かりましたが一人で毎回やってるので
すごく心配です・・・
酒ばかり飲んでないで勉強しないといけませんね・・・爆
ぱぱこが気になるのは
設営撤収時の強風です
今回片添でも設営時に強風か吹き
骨に被せるのに苦労しました
一番低く足をした状態で幕を被せ
サイドの張り綱を六本ペグして
風下側から足を一段ずつ上げては
張り綱を調整し・・・とやりました
全て立ち上げてからは内部のペグと
スカートのペグを全て打ちました
結局クロスアンカーはしませんでしたが
外の張り綱だけの時に何度も浮きました
あれ怖いわ・・・汗
撤収時はそこまで強風でなかったから
助かりましたが一人で毎回やってるので
すごく心配です・・・
酒ばかり飲んでないで勉強しないといけませんね・・・爆
Posted by ぱぱこ at 2015年01月15日 23:47
>>ぱぱこさん
今回は身の危険を感じたので鉄壁の補強を入れました。
こんなこともあるのでは?
とペグと張り綱を持って行っていたのが功を奏しました。
たしかに設営&撤収の時は今後の課題だと思います。
撤収時はアンカーを緩めておいて撤収すれば問題ないけど
設営時はどうかな???
いろいろ試してみて皆さんの参考になるようなブログをアップします~♪
ということで、私はもう少ししたら出撃です!!
今回は身の危険を感じたので鉄壁の補強を入れました。
こんなこともあるのでは?
とペグと張り綱を持って行っていたのが功を奏しました。
たしかに設営&撤収の時は今後の課題だと思います。
撤収時はアンカーを緩めておいて撤収すれば問題ないけど
設営時はどうかな???
いろいろ試してみて皆さんの参考になるようなブログをアップします~♪
ということで、私はもう少ししたら出撃です!!
Posted by koutarou
at 2015年01月16日 14:55

コメント失礼します。ロッジシェルターを買ったので、この補強、今後の参考にさせていただきます。
ちなみに、補強用のロープの太さと長さはどれぐらいですか??
ちなみに、補強用のロープの太さと長さはどれぐらいですか??
Posted by げんき at 2022年02月21日 20:54