2016年08月14日
阿蘇に思うこと
8月9日~11日で熊本県阿蘇に行ってきました。

ご存じのとおり熊本県益城郡を中心とした地震で阿蘇地方も地震の被害を受けました。
ここ3年はGWに竹原牧場でキャンプしながら阿蘇を楽しんでいましたが、今年は断念・・・
たまに牧場のオヤジさんは元気かなぁ・・・と思い気になってました。
≪写真は竹原牧場からの阿蘇山≫
ご存じのとおり熊本県益城郡を中心とした地震で阿蘇地方も地震の被害を受けました。
ここ3年はGWに竹原牧場でキャンプしながら阿蘇を楽しんでいましたが、今年は断念・・・
たまに牧場のオヤジさんは元気かなぁ・・・と思い気になってました。
竹原牧場は幸いにも大きな被害はなく、通常営業をされていました。
色々お話を聞かせていただいたんですが、内牧温泉周辺が大きかったようですね。
『ふっこう割』も時期尚早なのでは?と言われていましたが、翌日のお宿はまさに内牧・・・
お宿に行く前、阿蘇神社に寄ってみたのですが

倒壊した楼門がそのままだったことに驚きました。

4年前に行ったときは堂々と・・・

いまできること『阿蘇神社の再建への課題と、これから』リンクに記載されていますが、楼門以外の復旧は自費になるようです。

阿蘇一の宮門前町商店街はほぼ復旧完了といった様子!
大学時代(20年前かな?)も阿蘇神社に何度か行きましたが
当時は本当に閑散として古びた商店街だったんです。
それをコツコツと整備してここ数年で人気スポットになったばかり・・・
やはり阿蘇神社あっての観光商店街なので、早く楼門を復活させてほしいですね。
観光道路のパノラマラインがダメなので、メインスポットの草千里&阿蘇中岳には行けません。
阿蘇大橋の崩落により熊本市内はミルクロードを利用して大津に迂回するため
常時渋滞は発生しているようでアクセスは著しく落ちています。
最近人気だったラピュタの道も立入禁止(駐停車禁止)でした。
ただ・・・雄大な阿蘇山と草原が広がる阿蘇外輪山は健在です。
問題なのは阿蘇のメイン温泉街である内牧温泉でしょう。地震で断層が動いたせいか?
半分以上の温泉施設が温度の低下や湯量不足に悩まされているようです。
今回お世話になった『ホテル角萬』(公式HPリンク)は内牧温泉入口にある大型施設。
まぁ・・・一言でいうとリーズナブルな料金が売りの安宿なんですけど
泉質は抜群でキャンプの時に立寄りで何度か利用していました。
ファミリー層がターゲットでかつ部屋数も多いので、以前は活気に満ち溢れていましたが・・・

ん?貸切温泉に行く途中のお庭に亀裂が・・・だどってみると???

なんと・・・渡り廊下がパックリ段差になって・・・

よくよく見ると・・・

うん!こりゃ~凄いですね!!
せめてもの救いは本館&別館に大きな被害がなかったことでしょう。

ただし温泉は以前のまま上質な硫酸塩泉がガンガンかけ流されています。

泉源を掘削し直されたとのことで湯量は増えてますね。
この温泉があれば内牧は大丈夫!と言いたいところですが被害が大きいですからねぇ・・・
従業員さんも震災後、半分以下に減員されたそうで、かなり忙しそうでした。
チェックアウトの時に思わず『月並みな言葉ですが頑張ってください』と言ってしまいました。
個人的な意見ですけど、阿蘇の完全復興には10年単位の時間が必要だと思います。
特に旅館業は装置産業なので一般的に借入も大きく、ある程度の日銭が入らないと廃業が相次ぎます。
『ふっこう割』の制度は観光地に人を呼び込む、旅館業を支えるという意味では間違いありません。
補助金を一律で支給するより、自分の施設にお客さんを呼ぶために工夫する余地があります。
ただし、熊本県内の宿泊施設を一律に最大7割引にするのは疑問に思います。
たとえば実被害が大きい阿蘇地方は7割引きを長期間継続(3年ないし5年)
ほか風評被害がある地域は2~3割引で期間限定にするなどの予算配分のメリハリが必要です。
黒川温泉等も厳しいと思いますが、実被害が大きい地域とは差をつけるべきでしょう。
結果的に阿蘇は今楽しめないのか?
そんなことはありません。2~3泊であれば阿蘇山の景色を見ながら
小国、高千穂を含めた中九州の観光拠点として便利なことに変わりはありません。
国道57号線の大分方面は大丈夫なので竹田市(原尻の滝、稲積水中鍾乳洞など)も面白いでしょう。
南阿蘇方面もパノラマロードは無理ですが、外輪山経由で移動可能です。
改めて阿蘇が好きだと再認識しました。
色々お話を聞かせていただいたんですが、内牧温泉周辺が大きかったようですね。
『ふっこう割』も時期尚早なのでは?と言われていましたが、翌日のお宿はまさに内牧・・・
お宿に行く前、阿蘇神社に寄ってみたのですが
倒壊した楼門がそのままだったことに驚きました。
4年前に行ったときは堂々と・・・

≪2012年長期キャンプレポリンク≫
いまできること『阿蘇神社の再建への課題と、これから』リンクに記載されていますが、楼門以外の復旧は自費になるようです。
阿蘇一の宮門前町商店街はほぼ復旧完了といった様子!
大学時代(20年前かな?)も阿蘇神社に何度か行きましたが
当時は本当に閑散として古びた商店街だったんです。
それをコツコツと整備してここ数年で人気スポットになったばかり・・・
やはり阿蘇神社あっての観光商店街なので、早く楼門を復活させてほしいですね。
観光道路のパノラマラインがダメなので、メインスポットの草千里&阿蘇中岳には行けません。
阿蘇大橋の崩落により熊本市内はミルクロードを利用して大津に迂回するため
常時渋滞は発生しているようでアクセスは著しく落ちています。
最近人気だったラピュタの道も立入禁止(駐停車禁止)でした。
ただ・・・雄大な阿蘇山と草原が広がる阿蘇外輪山は健在です。
問題なのは阿蘇のメイン温泉街である内牧温泉でしょう。地震で断層が動いたせいか?
半分以上の温泉施設が温度の低下や湯量不足に悩まされているようです。
今回お世話になった『ホテル角萬』(公式HPリンク)は内牧温泉入口にある大型施設。
まぁ・・・一言でいうとリーズナブルな料金が売りの安宿なんですけど
泉質は抜群でキャンプの時に立寄りで何度か利用していました。
ファミリー層がターゲットでかつ部屋数も多いので、以前は活気に満ち溢れていましたが・・・
ん?貸切温泉に行く途中のお庭に亀裂が・・・だどってみると???
なんと・・・渡り廊下がパックリ段差になって・・・
よくよく見ると・・・
うん!こりゃ~凄いですね!!
せめてもの救いは本館&別館に大きな被害がなかったことでしょう。
ただし温泉は以前のまま上質な硫酸塩泉がガンガンかけ流されています。
泉源を掘削し直されたとのことで湯量は増えてますね。
この温泉があれば内牧は大丈夫!と言いたいところですが被害が大きいですからねぇ・・・
従業員さんも震災後、半分以下に減員されたそうで、かなり忙しそうでした。
チェックアウトの時に思わず『月並みな言葉ですが頑張ってください』と言ってしまいました。
個人的な意見ですけど、阿蘇の完全復興には10年単位の時間が必要だと思います。
特に旅館業は装置産業なので一般的に借入も大きく、ある程度の日銭が入らないと廃業が相次ぎます。
『ふっこう割』の制度は観光地に人を呼び込む、旅館業を支えるという意味では間違いありません。
補助金を一律で支給するより、自分の施設にお客さんを呼ぶために工夫する余地があります。
ただし、熊本県内の宿泊施設を一律に最大7割引にするのは疑問に思います。
たとえば実被害が大きい阿蘇地方は7割引きを長期間継続(3年ないし5年)
ほか風評被害がある地域は2~3割引で期間限定にするなどの予算配分のメリハリが必要です。
黒川温泉等も厳しいと思いますが、実被害が大きい地域とは差をつけるべきでしょう。
結果的に阿蘇は今楽しめないのか?
そんなことはありません。2~3泊であれば阿蘇山の景色を見ながら
小国、高千穂を含めた中九州の観光拠点として便利なことに変わりはありません。
国道57号線の大分方面は大丈夫なので竹田市(原尻の滝、稲積水中鍾乳洞など)も面白いでしょう。
南阿蘇方面もパノラマロードは無理ですが、外輪山経由で移動可能です。
改めて阿蘇が好きだと再認識しました。
Posted by koutarou at 22:13│Comments(2)
│■思うこと
この記事へのコメント
自然の力は偉大です。
まだ厳しい現状ですが、その先には必ずや 「夢」 が
在ります。
『てっこつ団』 として、我々も一緒に、復興に向けて
微力では在りますが、支援活動を継続して行きましょう。
「阿蘇山」 から見る景色は雄大で、いつも九州を感じ
させてくれますからね。 私も大好きなパノラマです。(^^)v
from オレゴンの小さな小屋より
まだ厳しい現状ですが、その先には必ずや 「夢」 が
在ります。
『てっこつ団』 として、我々も一緒に、復興に向けて
微力では在りますが、支援活動を継続して行きましょう。
「阿蘇山」 から見る景色は雄大で、いつも九州を感じ
させてくれますからね。 私も大好きなパノラマです。(^^)v
from オレゴンの小さな小屋より
Posted by AMERICA
at 2016年08月15日 21:40

>>Americaさん
お疲れ様です!
メディア等で状況は分かっていたつもりでしたが
いざ目の当たりにするとやはりショックが大きかったですね・・・
東北と九州、優劣をつけるのは不謹慎ですが
やはり4年間も慣れ親しんだ場所だけに思うことはあります。
自分にできること?何かは分かりませんが
どんな形であれ足を運ぶことも大事なことでしょう。
今後も阿蘇を応援していきます!!
お疲れ様です!
メディア等で状況は分かっていたつもりでしたが
いざ目の当たりにするとやはりショックが大きかったですね・・・
東北と九州、優劣をつけるのは不謹慎ですが
やはり4年間も慣れ親しんだ場所だけに思うことはあります。
自分にできること?何かは分かりませんが
どんな形であれ足を運ぶことも大事なことでしょう。
今後も阿蘇を応援していきます!!
Posted by koutarou
at 2016年08月16日 22:18
